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LoL民が見たら正気を疑う変なDota2ヒーローたち

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私はLoLから離れてもう3年くらい経ちました。今ではDota2プレイヤーとして毎日外人から罵倒を浴びせられています。

Dota2と比べるとLoLはチャンピオンの追加サイクルが非常に早く、LoL現役だった時も数週間ゲームから離れただけでゲームが全くわからなくなることがありました。しかし今や3年も離れているのでもうLoLにはどんなおもしろチャンピオンがいるのか全く想像もつきません。

そこで誰かがこの記事のカウンター記事を書いてくれることを願い、今回はLoL民が見たら正気を疑う変なDota2ヒーローたちという記事をお送りいたします。

中立クリープを従えるヒーロー

Dota2では中立クリープもヒーローと同じくアビリティを持っています。それはクリープ(ミニオンね)の死体からスケルトンを呼び出すものだったり、敵をその場に足止めしたり、自分の周りすべての敵をスタンさせたり、もしくは防御力や攻撃力を上げるパッシブを持っていたりします。

その中立クリープを従えることができるヒーローがChenとEnchantressです。

Dota2_NewChenDota2_Enchantress_New

 

どちらともナウシカかなんかにでてきそうな雰囲気を醸し出していますね。

彼らは中立クリープを従える能力を持っており、従えた中立クリープは自分のユニットとして使える事になります。

自分のユニットとして使えると言ってもAlt+右クリックで指定したキャラを勝手に攻撃してくれるといったやさしいものでは有りません。自分でその中立クリープをヒーローを操る時と同じように操る必要があるのです。

つまりこのヒーローで中立クリープのスタンを目当てに戦いたければ自分のヒーローを選択し敵に近づく→自分のヒーローのスキルを使ったら中立クリープを左クリックで選択し敵ヒーローのもとに移動させスキルを使う→他の中立クリープもスキルを持っていたらその中立クリープを選択しスキルを使う という事を自分のヒーローが死なないように、移動しすぎないように気をつけながら…レーニング、ジャングリング、集団戦をこなさなくてはいけないのです。

またDota2にはユニット同士に当たり判定があるので、自分のヒーローで敵ヒーローを攻撃しつつ、自分が操作している中立クリープで敵の行く手を塞がせて逃げられなくするという「ブロッキング」も可能です。

[gfycat data_id=”DisgustingAllCollardlizard”]

上の動画ではEnchantressが敵を追いながら従えたクリープの「自分の周りの敵をスタンさせる」というスキルを使い敵をスタンさせ、スタンしている間に敵の逃げる方向にクリープを先回りさせ逃走を阻みつつ、Enchantressで攻撃しながらクリープを細かく動かし、進めないようにブロッキングしています。

同時に二つのユニットを操作出来なければ不可能な芸当です。操作量が半端ないことになるヒーローのうちの2人でしょう。

スキルを14個持つヒーロー

書き間違いでは有りません。Invokerというヒーローはスキルを全部で14個も持っています。

3167_dota_2_invoker

このInvokerというヒーローは基本スキルとしてQにはQuas、WにはWax、EにはExort、RにはInvokeというスキルを持っています。

Quas、Wax、Exortはそれぞれ自分のヒーローのステータスを上昇させるという効果しかありません。しかし特定の組み合わせでRのInvokeを使うと組み合わせに応じたスキルが発現します。これがその一覧表です。

Ks1AQ

 

意味がわかりませんね。つまりこういう事です。

DOTA-2-Invoker-Tooltip

 

QQQでQues3回後にRでInvoke=Cold Snapというスキル発現

QQWでQues2回後にWax1回し、RでInvoke=Ghost Walkというスキル発現

QWRでQues、Was、Exortを順番に行いRでInvoker=Deafening Blastというスキル発現

というわけです。説明文を見ているだけで脳みそがフットーして脳神経がちぎれる音が聞こえてきそうですね。

発現したスキルはデフォルトではDキーやFキーで使うことが可能です。Invokeして発現したスキルは2個まで記憶しておくことができるので、TornadoとEMPみたいなコンボが可能なスキルを記憶させておくと楽です。

そう…コンボ。スキルがこれだけたくさんあるInvokerは1人でWombo Comboを繰り出すことが可能です。
[gfycat data_id=”SmoggyPersonalItalianbrownbear”]

WWQのトルネードで敵を打ち上げ、落ちて来た所にWWWの”EMP”、EEWの”Chaos Meteor”を直撃させ、メテオから逃げられないようにQWEの”Defeating Blast”とQQEの”Ice Wall”をぶつけています。

これをコマンド表で表すならば「WWQRWWWRDFEEWRDQWERDQQERD」となります。

このゲームには全てのスキルのクールダウンを0にするというアイテムもあるので、それと組み合わせるとコンボを出すために入力するべきコマンドは「WWQRWWWRDFEEWRDQWERDQQERD(アイテム使用ボタン)WWQRDWWWRDEEWRDQWERDQQERD」となります。どうかしてますね。

この正気とは思えないコンボをやっているさまを、はたから見たのが以下の動画となります。
[gfycat data_id=”NervousCleanBaiji”]

指の動きがMOBAの動きではありません。マトモじゃありませんね。

地雷を置くしか脳がないクソヒーロー

敵にすると悩まされるが、味方にすれば心ともないチャンピオンと言えば?そう、Teemoですね。大して攻撃力が高いわけでもない地雷をそこら中に置きまくってとにかく敵味方を悩ませるニクイやつです。

もしかしたら今現在のTeemoは目を合わせただけで死を覚悟しなくてはならないアンストッパブル・キリング・マシーンとなっているのかもしれませんが、少なくとも私がLoLをやっていた頃は存在自体が敵味方すべてを嫌な気持ちにするだけのチャンピオンでした。

さてDota2にも地雷を置きまくるクソヒーローは存在します。それがTechiesです。

bg_02

TeemoはRだけが地雷を置くスキルでしたが、このヒーローのスキルはこのようになっています。

Q:地雷を置く

W:地雷を置く

E:自爆(自分は爆発して死ぬ)

R:地雷を置く

このヒーローを考えた人は確実にLSDか何かやってましたね。もしくは完全にアイディアが尽きて自暴自棄になっていたのかもしれません。

すべての地雷にはそれぞれ違った効果があります。Qの地雷は近づくと勝手に爆発するTeemoみたいな地雷、Wも近づくと勝手に爆発するがダメージはなくスタンする地雷、Rの地雷は近づいても爆発しないが手動で好きなときに爆破できる地雷となっています。

Teemoのそれと違い、これらの地雷のダメージは重複します。つまり同じ場所に重ねて何個も置けばHP100%から即死させることも可能です。爆破範囲もかなり大きめなので、運が良ければ敵チーム全体を即死させることもできます。
[gfycat data_id=”LikableSoulfulApatosaur”]

さらに凶悪なのがこの爆弾の威力です。Qの近づくと爆発する爆弾の攻撃力はレベル1の状態で300なのですが、通常のヒーローのHPはレベル1時点で500~600程度しかありません。2個おいて置けばそれだけでほとんどのヒーローを一撃で倒すことができます。

また、彼が持つ自爆スキルもかなりの威力を誇っています。先程も言った通り通常のヒーローのHPはレベル1時点で500〜600ですが、彼の自爆はレベル1時点で最大500ダメージを与えることが出来ます。レベル1でスタンを持つヒーローと協力すればまず間違いなくFirst Bloodを取ることができるでしょう。
[gfycat data_id=”CrazyRecentFoxterrier”]

Dota2にはDenyというシステムがあります。死にそうになったヒーローやCreepは味方がラストヒットを取ることによりDenyし、敵にお金や経験値を渡らせないようにすることが出来るのです。自爆は必ずDenyとしてカウントされるので、自爆をしても敵が育つということは無いのです。

Techiesの戦法としてよく使われるのは、「使用対象が攻撃も攻撃されることも移動することも出来なくなるアイテム」を使い敵を移動不能にした後近づき、敵の足元に爆弾を2種類置いて、攻撃可能になった瞬間全て爆発させて自爆するというものです。

レベルにもよりますが、サポートのようなレベルが低めで装備も揃わないヒーローをこれで狙われると100%確殺されてしまいます。

もしくは敵のジャングルを隠れながら進み、よく人が通る場所に爆弾を何個も何個も重ねて置き続け、たまに敵が通ったら一撃爆散というTeemoの30倍はいやらしい戦法もあります。

どちらをやられても本当に嫌な気持ちになるので、Techiesをゲームから除外しろ署名すら行われたことがあります。ほんとにクソヒーローです。除外されればいいのに。

 

自分自身が増えるヒーロー

ランチェスターの第二法則によると戦力とは人数の二乗だそうです。

5vs5が基本であるMOBAでもこの法則は当てはまり、2v4では殆どの場合2人の方を何の被害もなくコテンパンにやっつける事が可能です。

人数が多ければ多いほど強い、なら自分の数を増やしてしまおういう安直な答えを持っているのがこのヒーロー、Meepoです。

meepo_large

このアナウンサーによくある感じの鼻を持ったヒーローのUltimateスキルは「自分が増える」となっています。

スキルレベル1につき人数が1人づつ増えていくので、レベル上げによって4人までその数を増やすことが出来ます。さらに、このゲームにはUltimateを強化するというアイテムが存在しており、それを持たせることによってUltimateを強化し自分自身を5体まで増やすことが可能になるのです。

dota-2-meepo-of-inspiring-agility-heroes-wallpaper-and-background

増えた全てのMeepoは個別のクールダウンを持っているため、Qの網を投げて敵を移動不可にするスキルや、Wの近くのMeepoにテレポートすると同時にダメージを与えるスキルを人数分使うことが出来ます。

1人で効果時間2秒・CD8秒のスキルを5回分使うことが出来ると考えると強力さが分かりますね。もちろん全てのMeepoを個別に、かつ同時に扱う必要があるので操作の大変さはかなりのものとなりますが…

あまりにも強すぎるようにみえるこのMeepoですが、致命的な弱点を2つ有しています。1つ目はアイテムが持てるのはオリジナルのMeepoだけという点です。

MOBAでは持っているアイテムが完全に強さを左右しますが、アイテムを持てるのはオリジナルだけなので実際に高い殴りダメージを出せるのはオリジナルのMeepoだけとなります。ただし、歩幅を合わせるために靴だけはクローンもオリジナルと同じものを共有されます。

2つ目は全てのMeepoは運命共同体であるという点です。これがMeepoの細大の特徴であり弱点となっています。

Meepoは最大5人まで増えることが可能ですが、オリジナルでもクローンでもどれか1人が殺されると全員が死にます。

[gfycat data_id=”InsistentColorlessEmeraldtreeskink”]

例え4人のMeepoがHP最大で元気に暮らしていても、1人のMeepoが殺されれば残りの4人も道連れで死ぬことになるのです。ブラックジャックの「コルシカの兄弟」という回で似たような話がありましたね。一卵性双生児の片割れがブラックジャックの手術を受けていたらもう片方も切られた痛みを感じて苦しむっていう…

もしMeepo5兄弟の中に1人でも無免許でバイクを乗り回すようなヤンキーミーポがいたらと思うと他の4人は気が気じゃないでしょうね。

 

さて、この特性のためMeepoは範囲攻撃を持つヒーローにびっくりするくらい弱くなっています。以下はMeepoとの相性が悪いヒーローたちです。

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Ember Spiritは指定した位置全てのヒーローを一気に殴ることが出来、Svenは通常攻撃が範囲攻撃で、Earthshakerは敵の人数が多ければ多いほどダメージが高くなるスキルを持っており、Timbersawはほぼ全てのスキルが範囲攻撃で、Lichは放つと敵の間をバウンドするえらい攻撃力の高いUltimateを持っています。

これらのヒーローに対して勝率が50%、相手によっては40%を切ってしまうのはまあ当然の結果と言えるでしょう。うまい人が使えば強いのですが、弱点も多いピーキー過ぎて鉄雄には無理系ヒーローです。

 

Pushに人生を掛けたヒーロー

よく勘違いしている人がいますが、MOBAというのは敵を沢山殺したほうが勝ちというゲームではなく、敵のベースを破壊したほうが勝ちというゲームです。

全ての戦闘に負けたとしても、裏をかいて敵のベースを破壊することが出来ればそれで破壊した方のチームが勝利となります。

ただし、通常それをするのには敵の殲滅が必要になってくるので、結局のところ敵を沢山殺したほうが勝つゲームが多いのがMOBAとなっています。しかし、DotaにはPushに人生のすべてをつぎ込んだヒーローも存在します。

Nature's_Prophet

この嘘喰いでよく見る目つきをした怪しい風貌のヒーローはPushに人生のすべてを掛けています。彼が持つスキルは以下の通り。

Q:円状に木を生やして指定した敵を木で囲う

W:マップの好きな場所にワープする

E:木から手下を生成する

R:視界のとれている所全てのクリープ・敵を攻撃する

お察しの通りこのヒーローはWでマップの好きな所にワープして、Eで手下を生成し、手下がタワーに攻撃されている間に敵のタワーをバンバカ折りに行くことが可能となっています。敵がタワーを守りにやって来たらまたWでワープして別のレーンを押すことも出来ます。

Dota2では味方クリープが近くに居ないとタワーは物凄い勢いでHPが回復するので敵のタワーを折る事は出来ませんが、このヒーローはRの全体攻撃のお陰で全レーンをどこからでも相当Pushすることが出来ますし、通常攻撃に電撃を付与して一気に敵クリープを一掃する装備というのもあるので上手くいけば相当な勢いで敵のタワーへ味方クリープを持って行くことが可能です。

また、装備さえ整っていればタワーの回復が間に合わないくらいの勢いで殴っていきなりRax(インヒビター)を壊しに行く事もできます。
[gfycat data_id=”OrganicFearlessEquestrian”]

いい動画がYoutubeになかったのでDota1の動画です。2になってもまるで成長していない

このヒーローは通常はPushの難しい、かなりクリープのPushが進んでいる所にワープしてPushをしながら集団戦が始まったらその場所にワープして参加するという戦法を取ることが多いのですが、戦況によっては全ての集団戦を無視してタワーを押し続けたほうがむしろ勝利に近づくということもあります。

こいつもTechies、Teemoと同じく敵にいると凄〜い嫌~な気持ちになるタイプのヒーローですね。

 

 

Dota2には他にもUltimateがスキルのクールダウンを0にするというスキルだからマナがあるかぎり無限にスキルを連打出来るヒーローや、HPが低くなったら敵とHPを入れ替える事が出来るヒーロー、Dota2では4分ごとに昼と夜が切り替わるのですが 夜だけエライ強くなるヒーロー、アイテムを持つことができ その効果の恩恵も得られることが出来る熊を召喚して一緒に戦うヒーローなどなど変なヒーローは存在しますが、それらの紹介はまた今度ということで。

これだけ読むとDota2は死ぬほど難しいようにみえるかもしれませんが、実際にはQでスタンして攻撃力2倍になるUltで右クリックするだけのヒーローや、QとWでスタンさせて大ダメージを出すRを撃ちこむだけみたいなヒーローもいるので誰も安心して遊べます。

これを読んでDota2がやりたくなったらDota2をちょっとやってみてもいいんだよ

最近ではカスタムゲームなんかも実装されて更に面白くなりました。

あと誰か「Dota2民が見たら正気を疑う変なLoLヒーローたち」書いてくれるのまってます。


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